2026年6月活動報告|家族会と男子会・女子会を開催しました

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6月6日、春日市社会福祉協議会にて家族会と男子会・女子会を開催しました。

家族会には7名(ご夫婦3組、個人参加1名)、男子会には4名、女子会には2名が参加しました。

今回の活動では、家族会では「本人の特性理解と関わり方」、男子会・女子会では料理や交流を通じて、今後学びたいことや挑戦してみたいことについて話し合いました。

家族会|本人の特性を理解する

今回の家族会では、「本人の特性を理解し、その特性を踏まえてどのように関わるか」をテーマに実施しました。

これまで家族会で共有された事例の中には、発達障害の診断を受けている方や、特性理解が重要と思われるケースも見られました。また、春日市社会福祉協議会の職員の方からも、本人の特性への理解が家族関係の改善につながるのではないかという意見をいただいていました。

そこで今回は、診断名やラベルに着目するのではなく、「本人がどのような特性を持ち、どのような困りごとや感じ方をしているのか」を理解することを目的に取り組みました。

ワークシートを用いて本人の特徴や特性を書き出し、その背景にある気持ちや困りごとを考えた後、参加者同士で対話を行いました。

参加者からは、子どもが好きなゲームを一緒に楽しんでいるという話や、「ひきこもり状態にある子どものことで兄弟同士が対立してしまうことが一番つらい」という率直な思いも共有されました。

また、本人の好きなことを尊重することの大切さと同時に、将来的な生活設計や親亡き後の課題についても話し合われました。

「同じ立場の人がいることで気持ちが楽になる」

今回、継続して参加されているご夫婦から、

「ここに来たからといってすぐに何かが解決するわけではない。しかし、同じような立場の人がいることで気持ちが楽になる」

という言葉がありました。

私たちは、家族会の役割は解決策を伝えることだけではないと考えています。

家族だけで悩みを抱え込まず、安心して話ができること。そのことで少し気持ちに余裕が生まれ、結果として家庭内の雰囲気や本人との関係が変わっていくこともあります。

今回の家族会を通じて、改めて家族が孤立しないための居場所の大切さを感じました。

男子会・女子会|次に学びたいことが見えてきた

男子会・女子会では、スパイスカレーとナン作りを行いました。

今回特に印象的だったのは、参加者自身から「次は何を学びたいか」「どんなことに挑戦してみたいか」という主体的な声が多く聞かれたことです。

開催予定の当事者向け勉強会についても、運転免許や公的支援制度について学びたいという意見が出ました。

中でも運転免許への関心は高く、「自分で運転できるようになれば家族の負担を減らせるのではないか」という声が複数聞かれました。

資格取得そのものが目的ではなく、家族の負担軽減という視点から考えていることが印象的でした。

また、女子会ではフリーマーケットに出店してみたいというアイデアも出されました。

参加者自身の「やってみたい」という気持ちから生まれたものであり、今後の活動のアイデアとして話し合っています。

共同作業だから見える一面がある

男子会では先月から、調理だけでなく片づけまで参加者全員で行うようにしています。

その中で、普段は消極的に見える参加者が積極的に片づけを手伝ったり、活動中には出てこない悩みや考えを自然に話したりする場面が見られました。

共同作業を通じて、一人ひとりの強みや協調性、責任感など、普段の活動だけでは見えにくい一面に気づくことができます。

ひきこもり支援では、どうしても苦手なことや課題に目が向きがちですが、こうした共同作業は本人の可能性や強みに気づく大切な機会になっていると感じています。

Nienteが大切にしていること

Nienteは、単に居場所を提供することや悩みを共有することだけを目的としていません。

本人や家族が抱える困りごとが少しずつ和らぎ、その人らしい生き方を自分自身で見つけていけるかを大切にしています。

今回の活動でも、

本人理解が深まったこと
挑戦してみたいことが生まれたこと

など、小さな変化を見ることができました。

これからも参加者一人ひとりの状況に寄り添いながら、自分らしい生き方を考え、実践していける場づくりを続けていきます。