ひきこもり予防活動の一環として「介護啓蒙活動」を始めます

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ひきこもり予防活動になる理由

突然、介護が訪れることを想像してみてください。その予想外の重さが、人生を一変させるかもしれません。

介護の重圧から逃れるために、自分自身を閉じ込めてしまうことがあります。例えば、「ひきこもり」がそれにあたるかもしれません。私自身がそうでした。

そんな経験から、私は介護について皆さんにもっと知ってもらいたいと思うようになりました。その理由は、介護について理解することが、予期せぬひきこもりに陥るリスクを軽減する手段になると信じているからです。

実際に介護が起きたとき、多くの方は介護制度のことを知りません。学校で習うこともない介護制度。専門用語も多く、どこに相談したら良いのかすらわかりません。知識は力となります。そして、その力が私たちをひきこもりのリスクから守る鍵となると信じています

介護とひきこもりの関連性

少し自己紹介をさせてください。私の生活はある日突然、介護の嵐に見舞われました。

母の脳梗塞に始まり、父の認知症、そこから発覚した相続争い、それぞれが私を一段と深い混乱へと導きました。結果として、私はうつ病に陥り、就労も困難になっていきました。そして、社会から離れてしまうことになります。

こうした出来事は私だけでなく、誰にでも訪れる可能性があると考えています。高齢化が進む我が国では、同じような状況に直面する人々が増えていくのは避けられません。それが私の考える介護とひきこもりの関連性です。私はそのリスクと対処法を世の中に伝えていきたいと考えています。

知識と支援の必要性

前述したように、両親の介護という問題に立ち向かう際、私はほとんど何も知らない状態でした。「介護保険」や「後期高齢者医療」「特養」「地域包括支援センター」などの言葉さえも初めて聞くものでした。

介護は医療の発達により長期化する傾向があります。大切な家族と過ごせる時間が、医療の進歩により増えたことは素晴らしいことに思えます。しかし、それが家族を疲弊させる側面を持っていることも事実です。この問題に対処するためには、介護は単に頑張るだけではなく、正確な情報と専門家の助けが不可欠です。

また、介護者と介護される人の双方が、心身ともに健康でいられる環境を整え、行政や専門家などの適切なサポートが得られるようにすることが重要です。私の経験から言えることは、「知識と支援」がいかに大切であるかということです。

まとめ

私がこの記事を書いた理由、それは私自身が介護の重荷によりひきこもりとなった経験があり、その辛さを他の誰にも味わってほしくないからです。介護とひきこもりの関連性を理解することで、誰もが起こりうる介護問題を乗り越え、心身の健康を維持することができます。

そこで、介護啓蒙活動の具体的な内容をお話します。それは、自身の介護経験を共有し、介護についての知識を広めることです。特に働く世代が介護の実情を理解し、その重荷から生活を壊す前に適切なサポートを得ることができるように、情報の提供と啓蒙活動に尽力します。

私たちは未来を予測することはできませんが、準備することは可能です。一緒に介護を学び、互いを支え、ひきこもりを未然に防ぎましょう。