
「福岡ひきフェス」に関心を寄せ、支援してくださったすべての来場者、参加機関、そして関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。皆様の温かな支持と参加のおかげで、「福岡ひきフェス」は成功を収め、多くの価値あるつながりと家族と支援者間の橋渡しが実現しました。ここに、皆様への深い感謝の気持ちを表します。
さらに、この活動記録を通じて、「福岡ひきフェス」の内容を共有し、来年以降の参加を検討している機関や、今回足を運ぶことができなかった方々にイベントの雰囲気をお伝えし、参加を検討いただくきっかけとなれば幸いです。
福岡県の各支援機関の日々の努力が、ひきこもりへの理解を深め、支援の連携を促進するための一歩となりますよう願っています。
イベント概要

- 開催日時: 2024年3月6日(水)~26日(火)
- 場所: 福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
- 参加者数: 申込者総数45名。市民団体だけでなく、行政機関、医療福祉機関、大学など多様な機関が参加しました。
- 主催者・協力機関: Niente主催。協力機関は以下の15団体です。(あいうえお順)
- 上毛町社会福祉協議会
- サロンみほ
- 障がい✕ARTワークショップ福岡「楠の会」
- 福岡県ひきこもり地域支援センター
- 福岡市こども総合相談センター「えがお館」
- 福岡市こども総合相談センター「えがお館」ピースフル
- 福岡市思春期ひきこもり地域支援センターワンド
- 福岡市若者総合相談センターュースサポートhub
- 福岡ひきこもり・社会的孤立支援推進機構
- ちくご地域ユースサポート
- ちくご地域ユースサポート不登校支援部会
- チームハーネス(就労継続支援B型)
- ひきこもり研究ラボ@九州大学
- みくろす
- 八おき塾(福岡わかもの就労支援プロジェクト)
開催目的

ひきこもりに関する誤解を解き、支援機関間の連携を強化し、有効な支援情報を提供し、長期的なサポートと理解のあるコミュニティを形成する。
プログラム内容




- ひきこもり支援機関の活動紹介展
- 講演会
- VR家族支援体験会
- ひきこもり経験者の書籍紹介
参加者の反応・フィードバック

アンケートの構成は、当事者40%、支援者20%、無関係40%で、ひきこもりと関係ない人にも情報を届けることができました。これは当初の目的のひとつでした。
- 「いろんな人がひきこもりのことを考えてくれていて嬉しかった(当事者)」
- 「ひきこもりになったからといって社会との繋がりがなくなったわけではない」
- 「また開催してほしい」
- 「自分たちの県でも開催してほしい(福岡県外からの参加)」
- 「人生もっと楽に生きていい。今のあなたのままでもこの世界に歓迎されている」
- 「この場で繋がれる機会が欲しい」
定量的な成果
- 参加団体: 15団体
- 当事者・家族と支援者が繋がれるイベント開催数: 4回
- イベント申込者数: 45名
- 個別相談件数: 7件
- 当事者・家族交流会開催数: 3回
- 支援機関と繋がった家族: 6件以上
- イベントで交流が生まれた当事者: 4件
定性的な成果
- プレスリリースの有効活用による情報発信
- ひきこもり当事者・家族の支援機関への接続
- 支援者間の交流促進
課題と改善点
(課題)
- 講演会の運営
- イベント参加者数の見積もり
- 参加機関との事前連携(参加機関に開催目的や参加方法を適切に連絡することができていませんでした)
- 準備と計画の実現性
(改善点)
- 準備期間の延長
- 講演会の定員拡大
- 計画の現実的な見直し
- 資金調達計画の改善
来年の開催に向けた戦略
- 課題点に対する改善策の実行
- 未参加機関への参加呼びかけ
- 新規支援者に対するPR活動
- ひきこもり経験者による体験談の共有(どうやって抜け出せたか)
財務報告
- 支出: 約18,000円(展示物作成、広告、郵送費用)
- 収入: 0円
- 来年の予算計画: 赤字の収支バランスを改善するための計画が必要です。

ひきこもり当事者たちに「生きる気力」を取り戻すサークル活動を提供 - クラウドファンディング READYFOR
福岡県に住むひきこもり経験者が、ひきこもり達の「サークル活動」を運営しています。活動を通して気力を取り戻し、幸せに生きる方法を共に考えます。 - クラウドファンディング READYFOR
総評
成功した点としては、ひきこもり家族の笑顔、遠方からの参加者、ひきこもり経験者の自信の向上、支援機関間の連携強化が挙げられます。運営上の収支バランスには課題がありながらも、私の人生経験としての価値は大きかったです。「福岡ひきフェスの主催」はお金には換えられない体験となりました。
Nienteはこの活動記録を通して、福岡ひきフェスの詳細な振り返りを行い、次年度への改善と更なる成長のための基盤を作って参ります。