「Niente」活動報告会レビュー

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ひきこもり問題に取り組むNienteの初の四半期活動報告会が福岡市で開催いたしました。活動の概要紹介や座談会での生の声を通して、一つの明確な学びを得ることができました。

真摯なコミュニケーションの重要性

これは単なる言葉にとどまらず、家族や支援者の実体験を通じて具体的に感じられるものでした。この記事を通じて、その具体的なエピソードや活動の詳細、そして今後の展望について深く掘り下げていきます。

活動報告の概要:Nienteの取り組みと成果

福岡市NPOボランティアセンターあすみんで開催されたNienteの四半期活動報告会では、様々な取り組みとその成果が紹介しました。以下にNienteの具体的な活動をご紹介します。

ひきこもり当事者や家族ケア

これまで当事者会は、3回開催されました。2回目以降は、毎回4名程度の参加者がいましたが、その多くがリピーターであり、前向きな言動が見られました。多くの参加者が自らのペースで何かしらの活動を行っている姿が見受けられました。

一方、家族会に参加したことで、他のひきこもりの方の状況や親の苦しみを知ることができ、多くの学びが得られました。

ひきこもり予防活動

不登校の小学生を対象に、料理教室やAI授業などを提供しています。活動の目的は、子供たちに世の中に存在する楽しいことを知ってもらい、生きる希望を持ち続けてもらうことです。この活動は短期間での効果を期待するものではありませんが、継続して取り組むことで、長期的な成果を目指しています。

これらの活動を通じて感じた課題や学びも共有され、それぞれの活動をなぜ行っているかをお伝えしました。

座談会から得られた気づき

今回の報告会は、半分以上の時間を座談会に割きました。

座談会を設けた目的は、経験者同士の対話を通じて、自身の中から新しい気づきを生み出すことです。また、経験者だからこそできる深い共感や理解、そして励ましの効果も大いに期待しています。

多様な声の存在

活動報告会では、当事者、家族、そして支援者としての立場からさまざまな声が上がりました。

例えば、ある家族は自分の子どもが不登校だった頃の自身の心境や接し方を語る場面がありました。一方、ある支援者はひきこもり経験者の在宅インターネットビジネスの可能性について興味深く質問していました。

これらの多様な声から、ひきこもりの問題には一定の答えがないこと、それぞれの家庭や個人が抱える問題や課題が異なることが伝わってきました。

対話の力

一つのエピソードが特に心に残りました。

ある母親は、「腹を割って話さなければ伝わらない」と話して、孤独感や絶望感を打ち明けたことで息子との関係が少しずつ修復していった経験を共有しました。彼女の話を通じて、単なるテクニックを超えた、心の深い部分でのコミュニケーションの重要性を理解することができました。

彼女は息子の問題行動に恐れを感じながらも、自身の感じる心の痛みや愛情を伝えることで、関係の一歩を踏み出すことができました。このような真摯な対話こそが、家族間の断絶や疎外感を解消し、互いの理解を深める鍵であると痛感しました。

新たな課題の浮上と今後の展望

この活動報告会を通じて、新しい方向性や課題が浮かび上がってきました。

ある支援者から嬉しい申し出があり、福岡市博多区にある事業所の場所提供の提案をいただきました。これにより活動範囲の拡大が可能となりました。

またアンケートの結果、「ひきこもりからの脱出経緯を詳しく聞きたい」「今回のような会を続けて欲しい」という意見が寄せられました。これに基づき、次回以降の座談会では具体的な回復のステップや、家族や支援者との関係構築の具体的な方法など、実体験に基づく議論を中心に進めていく予定です。

参加された支援者紹介

新たな活動拠点を提供していただきました。
親子コーチング、若者の自立支援に力を入れています。

八おき塾(福岡わかもの就労支援プロジェクト)

福岡で最も古くから活動されている家族会です。
『KHJ全国ひきこもり家族会連合会』の福岡支部です。

福岡「楠の会」ホームページ

まとめ

今後、Nienteではこの活動報告会を3ヶ月に1度のペースで開催する予定です。

それぞれの会が、参加者にとって新しい気づきや学び、そして前へ進む一歩となる場所であることを心より願っています。皆様の温かい支援と共に、ひきこもりの問題を一緒に乗り越えていく所存です。希望を失わず、明るい未来への一歩を、共に歩んでいきましょう。